スズキ MotoGP 日本グランプリ 予選
アレイシ・エスパルガロとマーベリック・ビニャーレスは明日のMOTUL日本GPの決勝に向けた予選を終え、2列目と3列目からそれぞれスタートすることとなった。二人のGSX-RRライダーは今日のFP3で5番手、6番手に付け、Q2にストレートイン。Q2で積極的にアタックし、エスパルガロ6番手、ビニャーレス7番手で予選を終えた。

エスパルガロにとってポジティブな日となった日本GP二日目は、朝のFP3で既に5番手と上位に付け、そこからコンスタントに速いラップを刻み続けた。

エルパルガロのGSX-RRは昨日のデータを基に施したセットアップが効果を発揮し、マシンに対して良いフィーリングを得たことから自信を持ってコースを攻めることができ、着実な進化、特にリヤに関してのフィーリングの飛躍的向上を遂げることに成功した。これが予選での走りをサポートし、1分44秒494というタイムを予選でマークし、セカンドロウに付けた。

一方のビニャーレスにとっての日本GP二日目は、やや難しい一日となってしまった。今日の朝のセッションでは進化を見せ、FP4では試したかったこともトライでき、良いセッションとなったのだが、期待した最終セッションにすることはできなかった。彼のレースはいつもアグレッシブなもので、明日もスタートから全力でコースを攻め続ける姿を見せてくれるはずだ。

アレイシ・エスパルガロ
「この週末はここまでずっと、ハッピーに過ごせているよ。正直言って、時間が進んでいくごとに良くなると期待していて、ファーストロウに並べるのではないかという手応えもあったのだけれど、セクター1で少しうまく走れないところがあり、ラップタイムをさらに引き上げることはできなかった。でも、去年はポールタイムから少し離されてしまっていたけど、去年のタイムよりもコンマ5秒速いタイムを刻むことができており、とてもハッピーだよ。FP4でのペースはとても良く、今まで経験してきた中でもとても良いセッションだったよ。そう、本当に満足しているんだ。リヤタイヤについてはもう決めているけど、フロントに関してはまだちょっと決めかねている。明日のフリー走行でそのあたりをチェックし、チョイスするつもり。ブレーキング時のマネージメントがレースでは重要で、特にこのサーキットはハードブレーキングを多用するのでブレーキは高熱になり、これは我々にとって重要なポイントになる。僕は身長が高いから体重もあり、ブレーキの問題は他のライダーよりも重要になるんだ。ブレーキ温度をうまくマネージメントする必要があり、決勝ではできるだけ他のライダーの後ろに付かず、前を開けた状態で空気をブレーキに当てられるように心がけなければならないね。」

マーベリック・ビニャーレス
「今日の予選は私が期待していた形にはならなくて残念だよ。僕たちのポテンシャルを考えると、7番手という位置は後ろ過ぎると思う。朝のセッションでいくつかの改善を図ることができ、ペースはとても良くなった。でも予選の時に試したセットアップが期待を少しはずれてしまい、タイムアップできずに終わってしまった。そのために良いフィーリングが得られず、ポジティブな予選結果にすることができなかった。でも僕はこのコースに対して自信があるので、明日のフリー走行では着実な進化を遂げられると信じているんだ。戦略はシンプル。スタートで飛び出し、可能な限り順位を上げること。なぜそういうことが言えるかというと、ペース自体は安定していて速いからだよ。」

ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
「今日の予選は我々にとって、より良いレベルに到達できるということを証明するセッションとなりました。アレイシはすべてのセッションで進化を遂げ、FP4終盤には十分に暖まったタイヤでエクセレントなタイムを刻んで見せ、さらに上のレベルを目指しました。マーベリックは彼にとってベストなセットアップを最後まで見つけられず、不完全燃焼な一日になってしまいました。しかしながら、我々はセカンドロウ、サードロウに付けており、我々はさらなるハードな作業を続けていきます。もしアレイシが、彼自身がFP4で見せた良いペースを決勝で保つことができ、マーベリックが本来の速さを見せることができるセットアップをすることができれば、二人のライダーはいいレースをしてくれるものと信じています。決勝でより良い走りを二人ができるように、今夜我々はハードな作業を続け、明日のレースに向けた準備を進めていきたいと思います。」

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カテゴリー: F1 / MotoGP